カナダNLGA格付け検査規格(北米針葉樹製材の統一規格):

カナダNLGA格付け検査規格(NLGAルール)とは、National Lumber Grades Authority/N.L.G.A.(全国製材格付機構)が、国際木材市場の需要に答える為にカナダの製材を統一規格した規則です。この規則は、カナダ製材規格委員会(Canadian Lumber Standards Accreditation Board、以下CLS)、米国では、アメリカ製材規格委員会(American Lumber Standards Board of Review, 以下ALS)によって認められると、製材表面に証明格付スタンプが刻印されます。弊社では、安心してご注文・ご購入頂く為、このNLGAルールの等級基準に則り製材・格付スタンプされた木材のみ販売しています。お客様の需要にマッチした等級と品質に常に注意して販売しています。


『本田谷田部オリジナル』の特徴について:

■特徴その1:
No.2&ベター等級に多く含まれる材の両サイドの丸身(WANE)が極端に少ない。

材のロスを考慮すると、木材の両エッジの丸身は常にカットする必要がある点を解消しました!

■特徴その2:
芯材付近の変色、鳥眼杢目、斑点、ヤニすじ、ヤニつぼ等の欠点を最小限に押さえました。

No.2&ベターで常に含まれているこれらの欠点を最小限に押える事で、家具、カントリー雑貨等で露出する面材を多く使用するお客様に有効ご利用頂けます。


『本田谷田部オリジナル』の等級条件について:

1.No.2&ベター等級から
北米で一般的に流通している「No.2&ベター」等級の条件を基準に『本田谷田部オリジナル』は選別されています。「No.2&ベター」等級は、「No.2コモン」と「ベター(それより上質)」が混在する等級になりますが、この中の品質の高い方から、15%〜25%を選別したものが、『本田谷田部オリジナル』商品としてカナダの製材所で製材後、直輸入されてきます。

2.最小限の欠点を削除
『No.2&ベター』等級で許されている欠点(許容範囲)についても、最小限度に押えるように条件設定をしています。最大の特徴は、丸身(WANE)がないことです。他にも、朽ち節、木材欠け、変色(芯材付近の変色)、貫通割れ、鳥眼杢目、斑点、やにすじ、ポケット等の欠点を最小限に押えるように設定しました。(選別ルールでも認められているように、5%程度の人為的なミスによる格落ち材が含まれる場合がございます。)

3.材面の格付け/フェイスグレード
家具、仕上げ材等に広く用いられているフェイスグレードという等級は、木材の木表・木裏のどちらか良い方の面を基準に格付けする方法で、材の裏面については1等級程度のランク落ちの欠点があってもよいというものです。家具用材、仕上げ材のように露出する箇所をベースに格付けすることで、価格を適切に抑える利点があります。上記の欠点は最小限にするよう選別していますが、基本的に『本田谷田部オリジナル』は、このフェイスグレードを採用しています。